先日の仕事の様子を召し上がれ。
今回、お世話になっている元請け会社さんの2日間の植栽のお手伝いで彩の国、埼玉へ行ってきました。私は1日目だけですが。
朝一で現場に着くと植木を運んで来たトラックから植木を下ろします。(三代続く80歳過ぎの庭師の大先輩から聞いた話ですが、この植木を運んで来た会社の方のように販売用の植木を育て管理販売をする人達を植木屋さんと言うようです、因に私どもの様にそれら植木を仕入れて直接庭を造りそれを管理、維持していく輩を庭師、または造園師と言うようです。それを総称して造園業となります。)
今回の高木は3.0m〜6.0mまでのモミジやヤマボウシ、ヒメシャラ、シラカシなど種類に富んだ木を植えます!!
まずは、穴です。
現場によってはムチャクチャ地盤が堅かったり、粘土質で土が重かったりして、一筋縄に行かない事も、植栽で一番大変なのが、やはり穴堀ではないでしょうか?
基本、まずは図面通りに掘っては植えて掘っては植えての繰り返し・・・・また、掘って植えたそばから、デザイナーさん登場で植えてみるとイメージと違うとか何とかでやり直す事も多々あります。
しかしデザイナーさんのイメージ通りに植えるのもまた、仕事の一つかと・・・。
現場監督さんの我慢どころでもあります!
※因に木にも裏と表が存在するのって、皆様ご存知ですか?またの機会にご紹介致します。
今回は支柱等は取り付けを致しませんので、ひたすら、これの繰り返しです。
そして、粛々と木を植えていくと・・・・
あら〜良い感じ!緑がない所に緑が増えていくと何だかとってもよい気持ちになりますね!
そして、最後に水決め(水やり)です!
一回掘り出されている木は水を欲しているのです!
そして水をやるのにも、ちゃんとした水やりの作法があるのです。
※私、始めて見たとき感動しました!!
掘る→植える→埋め戻し(土をかぶせる)・・・
はい!この時の土のかけ方にちょっとした細工を施します!まず、木を植えて、根鉢(根っこ)に土をかぶせたら、根鉢の大きさに合わせ回りに土の土手を作ってあげます。イメージとしては、幹を中心に土がドーナツ化現象を起こしていると想像して下さい。すみません、写真で見せた方が解りやすいのですが、元請けさんの目を気にしながらの為、写真ないのです・・・。
そしてその土手の内側の凹の部分に水を流します!すると地中の根鉢の周りを水が土を引っ張りながらグルグルと回り、根鉢の周りが十分な水と土で満たされます。またこの時に土質によってはスムーズに水と土とが根鉢に回らない時がありますので、下の写真のように根鉢の回りを棒で突いたり揺すったりして、根鉢全体を土と水で満たしてあげます。
突いてるね!島人YAMAchang(右)頑張って!!(元請け会社の方です・・・)
おっ!シギー(左)水やってるね!(元請け会社の方です・・・)
因にシギーは今年で25歳?の好青年!?
私のこんなブログを面白いと言ってくれる貴重な読者で・・・「今度、ブログに出して下さいよ〜」と言ってくれます。
ありがとねシギー、今度はちゃんと登場させるね!
そして、水やり最後に木の角度等を確認をして1日目終了。
追伸
YAMAchang、すげー泥だらけ!頑張っている証拠だね!!
しかし、この泥だらけの格好で電車で帰えらなければいけない事を、本気で悩んでいました・・・たとえ、電車内でドーナツ化現象がおきようとも、大丈夫!君の頑張りは仲間皆が知っているのだから。
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